令和６年度 独立行政法人国立病院機構　名古屋医療センター 病院情報の公表

医療法における病院等の広告規制について（厚生労働省）

病院指標

  1. 年齢階級別退院患者数
  2. 診断群分類別患者数等（診療科別患者数上位５位まで）
  3. 初発の５大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数
  4. 成人市中肺炎の重症度別患者数等
  5. 脳梗塞の患者数等
  6. 診療科別主要手術別患者数等（診療科別患者数上位５位まで）
  7. その他（ＤＩＣ、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率）

医療の質指標

  1. リスクレベルが「中」以上の手術を施行した患者の肺血栓塞栓症の予防対策の実施率
  2. 血液培養２セット実施率
  3. 広域スペクトル抗菌薬使用時の細菌培養実施率
  4. 転倒・転落発生率
  5. 転倒転落によるインシデント影響度分類レベル3b以上の発生率
  6. 手術開始前1時間以内の予防的抗菌薬投与率
  7. d2（真皮までの損傷）以上の褥瘡発生率
  8. 65歳以上の患者の入院早期の栄養アセスメント実施割合
  9. 身体的拘束の実施率
年齢階級別退院患者数ファイルをダウンロード
年齢区分 0～ 10～ 20～ 30～ 40～ 50～ 60～ 70～ 80～ 90～
患者数 467 379 428 427 671 1315 1711 3296 2936 864
令和６年度の退院患者数を１０歳刻みの年齢階級別に集計しています。　年齢は入院時の満年齢です。
当院の総退院患者数は１２，４９４人で前年度の１２，６８９人と比べると約２００人の減少となりました。
６０歳以上の占める割合が約７０％、７０歳以上でも５６％とご高齢の患者さんの割合が高くなっています。
比較的若い世代と言われる４０代以下は約１９％と前年度の約１９％から変化はありません。
診断群分類別患者数等（診療科別患者数上位５位まで）ファイルをダウンロード
内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
（自院）		 平均
在院日数
（全国）		 転院率 平均年齢 患者用パス
130160xxxxx0xx 後天性免疫不全症候群-処置2:なし 15 40.27 21.02 13.33% 44.40
030190xx99xxxx 唾液腺炎、唾液腺膿瘍-手術なし 1 12.00 8.57 0.00% 55.00
0400802299x000 肺炎等（市中肺炎かつ15歳以上65歳未満）-手術なし-処置2:なし-副病:なし-A-DROP スコア0 1 24.00 8.13 0.00% 58.00
0400802299x1xx 肺炎等（市中肺炎かつ15歳以上65歳未満）-手術なし-処置2:あり 1 20.00 19.15 0.00% 61.00
040081xx99x0xx 誤嚥性肺炎-手術なし-処置2:なし 1 50.00 20.78 0.00% 61.00
内科には、総合内科、感染症内科があります。
総合内科は、診療対象とする疾患・臓器・領域を限定せず内科一般に対応しています。特に不明熱や感染症については、希な疾患・専門性の高い疾患の診療も行っています。
感染症内科は、ＨＩＶ感染症診療に特化しています。優れた抗ＨＩＶ薬の開発によりＨＩＶ感染症そのものが原因で死亡する人はほとんどいなくなり、ＨＩＶ感染症診療の主体は長期合併症管理となっています。
呼吸器内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
（自院）		 平均
在院日数
（全国）		 転院率 平均年齢 患者用パス
0400802499x0xx 肺炎等（市中肺炎かつ75歳以上）-手術なし-処置2:なし 65 19.29 16.4 9.23% 84.09
040081xx99x0xx 誤嚥性肺炎-手術なし-処置2:なし 58 22.22 20.78 27.59% 82.76
040040xx99040x 肺の悪性腫瘍-手術なし-処置1:なし-処置2:４あり-副病:なし 56 7.79 8.16 1.79% 70.95
040180xx97xxxx 気管支狭窄など気管通過障害-手術あり 53 6.55 12.86 33.96% 61.77
040110xxxx00xx 間質性肺炎-処置1:なし-処置2:なし 31 24.71 18.68 19.35% 73.94
呼吸器内科は、肺がん、気管支喘息、肺炎、呼吸不全などを中心とする呼吸器疾患一般の診療を行っています。
中でも肺炎と肺がん（肺の悪性腫瘍）の入院が多くなっています。
肺がんは化学療法とステント療法など内視鏡治療に力を入れて行っています。
消化器内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
（自院）		 平均
在院日数
（全国）		 転院率 平均年齢 患者用パス
060100xx01xxxx 小腸大腸の良性疾患（良性腫瘍を含む。）-内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術 187 2.32 2.57 0.00% 70.72
060340xx03x00x 胆管（肝内外）結石、胆管炎-限局性腹腔膿瘍手術等-処置2:なし-副病:なし 103 9.87 8.88 5.83% 77.05
060210xx99000x ヘルニアの記載のない腸閉塞-手術なし-処置1:なし-処置2:なし-副病:なし 45 7.60 9.08 0.00% 70.73
060140xx97x0xx 胃十二指腸潰瘍、胃憩室症、幽門狭窄（穿孔を伴わないもの）-その他の手術あり-処置2:なし 44 11.86 10.93 9.09% 72.52
040081xx99x0xx 誤嚥性肺炎-手術なし-処置2:なし 40 16.80 20.78 20.00% 81.13
消化器内科では、食道から十二指腸にいたる上部消化管、小腸、直腸・結腸を含む下部消化管、ならびに肝、胆、膵の診断、治療を行っています。
進行食道癌、進行胃癌、肝癌治療などの癌治療、早期がんの内視鏡的治療を中心として、胃潰瘍、感染性腸炎、肝炎、消化管出血、イレウス、急性腹症、潰瘍性大腸炎、クローン病など消化器系の全ての疾患に対応しています。入院では、大腸憩室症や胆管結石、胃・十二指腸潰瘍の患者が多くなっています。
循環器内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
（自院）		 平均
在院日数
（全国）		 転院率 平均年齢 患者用パス
050130xx9900x0 心不全-手術なし-処置1:なし-処置2:なし-他の病院・診療所の病棟からの転院以外 120 14.24 17.33 7.50% 82.33
050030xx03000x 急性心筋梗塞（続発性合併症を含む。）、再発性心筋梗塞-経皮的冠動脈形成術等-処置1:なし、１あり-処置2:なし-副病:なし 70 11.66 11.37 4.29% 68.40
050050xx0200xx 狭心症、慢性虚血性心疾患-経皮的冠動脈形成術等-処置1:なし、１,２あり-処置2:なし 68 4.13 4.18 2.94% 72.10
050050xx9910xx 狭心症、慢性虚血性心疾患-手術なし-処置1:１あり-処置2:なし 60 2.33 3.07 0.00% 71.38
050050xx9920xx 狭心症、慢性虚血性心疾患-手術なし-処置1:２あり-処置2:なし 54 3.24 3.27 0.00% 70.19
循環器内科では、狭心症や心筋梗塞などの冠動脈疾患だけでなく、心不全、弁膜症、心筋症、不整脈など心疾患全般に対する治療を行っています。
入院では狭心症、心不全、急性心筋梗塞の順に患者が多い状況で、投薬による治療やカテーテルによる治療をしています。
小児科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
（自院）		 平均
在院日数
（全国）		 転院率 平均年齢 患者用パス
080270xxxx1xxx 食物アレルギー-処置1:あり 112 1.00 2.10 0.00% 4.04
020040xx99x0xx 網膜芽細胞腫-手術なし-処置2:なし 26 2.12 2.39 0.00% 3.08
070040xx99x3xx 骨の悪性腫瘍（脊椎を除く。）-手術なし-処置2:３あり 26 10.12 14.42 0.00% 11.38
130010xx97x2xx 急性白血病-手術あり-処置2:２あり 23 22.83 35.63 0.00% 7.91
03001xxx99x40x 頭頸部悪性腫瘍-手術なし-処置2:４あり-副病:なし 22 7.27 8.80 0.00% 12.36
小児科では、白血病、リンパ腫などの血液がんと骨肉腫などの骨軟部腫瘍、眼腫瘍である網膜芽腫などの血液腫瘍性疾患、食物アレルギー（成人含む）アトピー性皮膚炎、気管支喘息などのアレルギー疾患、主に診療所からの紹介による一般小児疾患の入院治療を行っています。
外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
（自院）		 平均
在院日数
（全国）		 転院率 平均年齢 患者用パス
060160x001xxxx 鼠径ヘルニア（15歳以上）-ヘルニア手術　鼠径ヘルニア等 95 3.36 4.54 0.00% 72.05
090010xx010xxx 乳房の悪性腫瘍-乳腺悪性腫瘍手術　乳房部分切除術（腋窩部郭清を伴うもの（内視鏡下によるものを含む。））等-処置1:なし 85 9.12 9.77 0.00% 62.19
040040xx02x0xx 肺の悪性腫瘍-肺悪性腫瘍手術　肺葉切除又は１肺葉を超えるもの等-処置2:なし 58 8.90 9.82 0.00% 70.38
060330xx02xxxx 胆嚢疾患（胆嚢結石など）-腹腔鏡下胆嚢摘出術等 44 5.27 5.99 2.27% 62.20
090010xx02xxxx 乳房の悪性腫瘍-乳腺悪性腫瘍手術　乳房部分切除術（腋窩部郭清を伴わないもの） 36 6.17 5.50 0.00% 61.25
外科には、消化器外科・一般外科、乳腺外科、呼吸器外科があります。
消化器外科・一般外科は上部・下部消化管疾患と肝・胆・膵疾患の手術を行っていて、低侵襲手術として腹腔鏡下手術も多く取り入れられています。
化学療法も積極的に行い手術や放射線治療などとの集学的治療も可能です。
乳腺外科は、乳癌、乳腺腫瘍、甲状腺癌、甲状腺腫瘍の治療を行っています。入院は、圧倒的に乳癌（乳房の悪性腫瘍）の患者が多く、術前診断を詳細に行い乳房温存術を積極的に行っています。また、再発予防のための化学療法は、腫瘍内科と協同して対応しています。
呼吸器外科は、肺癌を中心とした胸部疾患の手術治療、手術による検査を実施しています。入院ではやはり肺癌（肺の悪性腫瘍）の患者が多く、リンパ節転移や多臓器浸潤が疑われる症例以外は低侵襲な胸腔鏡下の切除を第一選択としています。
整形外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
（自院）		 平均
在院日数
（全国）		 転院率 平均年齢 患者用パス
160800xx02xxxx 股関節・大腿近位の骨折-人工骨頭挿入術　肩、股等 187 19.59 25.29 61.50% 81.83
07040xxx01xxxx 股関節骨頭壊死、股関節症（変形性を含む。）-人工関節再置換術等 90 16.14 18.76 28.89 69.54
070230xx01xxxx 膝関節症（変形性を含む。）-人工関節再置換術等 62 19.29 21.38 35.48% 75.39
160760xx01xxxx 前腕の骨折-骨折観血的手術　前腕、下腿、手舟状骨等 38 5.03 5.95 5.26% 65.05
160720xx01xxxx 肩関節周辺の骨折・脱臼-骨折観血的手術　肩甲骨、上腕、大腿等 33 9.46 14.04 27.27% 75.27
整形外科は、骨や関節、じん帯、神経などの「運動」に関係する器官の診断・治療を行っています。特に「関節リウマチ」「変形性関節症」などに代表される、関節関連の病気の診断や治療に力をいれています。
入院においても、股関節の骨折や股関節骨頭壊死、膝関節症による人工関節置換術などが多くなっています。
脳神経外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
（自院）		 平均
在院日数
（全国）		 転院率 平均年齢 患者用パス
160100xx99x00x 頭蓋・頭蓋内損傷-手術なし-処置2:なし-副病:なし 50 8.48 7.99 22.00% 72.56
010050xx02x00x 非外傷性硬膜下血腫-慢性硬膜下血腫穿孔洗浄術等-処置2:なし-副病:なし 36 14.58 11.90 25.00% 81.97
160100xx97x00x 頭蓋・頭蓋内損傷-その他の手術あり-処置2:なし-副病:なし 28 7.43 9.83 14.29% 69.36
160690xx99xxxx 胸椎、腰椎以下骨折損傷（胸・腰髄損傷を含む。）-手術なし 23 19.44 19.16 47.83% 86.13
070343xx01x0xx 脊柱管狭窄（脊椎症を含む。）　腰部骨盤、不安定椎-脊椎固定術、椎弓切除術、椎弓形成術（多椎間又は多椎弓の場合を含む。）　前方椎体固定等-処置2:なし 20 15.75 19.60 15.00% 71.25
脳神経外科は、脳卒中、頭部外傷などの急性期疾患から、脊椎・脊髄疾患、てんかんやパーキンソン病などの慢性期疾患の治療を提供しています。脳血管障害、脳脊髄外傷などの救急患者も精力的に受け入れ、年々増加しています。脳血管障害では、低侵襲な脳血管内手術を取り入れ、開頭術との最善の選択をしています。
入院では、頭部外傷の方が多く、その程度により手術が必要かどうか分かれます。また、非外傷性の硬膜下血腫も多い症例となっています。
心臓血管外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
（自院）		 平均
在院日数
（全国）		 転院率 平均年齢 患者用パス
050050xx0101xx 狭心症、慢性虚血性心疾患-心室瘤切除術（梗塞切除を含む。）　単独のもの等-処置1:なし-処置2:１あり 26 19.50 21.11 0.00% 70.50
050080xx0101xx 弁膜症（連合弁膜症を含む。）-ロス手術（自己肺動脈弁組織による大動脈基部置換術）等-処置1:なし-処置2:１あり 20 21.40 20.84 5.00% 68.40
050163xx02x1xx 非破裂性大動脈瘤、腸骨動脈瘤-大動脈瘤切除術（吻合又は移植を含む。）　腹部大動脈（分枝血管の再建を伴うもの）等-処置2:１あり 11 18.46 18.74 0.00% 76.36
050130xx9900x0 心不全-手術なし-処置1:なし-処置2:なし-他の病院・診療所の病棟からの転院以外 6 12.67 17.33 0.00% 72.83
050050xx0111xx 狭心症、慢性虚血性心疾患-心室瘤切除術（梗塞切除を含む。）　単独のもの等-処置1:１,２あり-処置2:１あり 5 39.00 26.24 0.00% 74.40
心臓血管外科は、成人の虚血性心疾患、弁膜症、胸部大動脈疾患に対する手術治療を行っています。虚血性心疾患に対するオフポンプ冠動脈バイパス術、長期開存性を考慮した動脈グラフトデザイン、僧帽弁閉鎖不全症に対する僧帽弁形成術など生命予後を改善する治療を続けています。
眼科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
（自院）		 平均
在院日数
（全国）		 転院率 平均年齢 患者用パス
020110xx97xxx1 白内障、水晶体の疾患-手術あり-両眼 161 5.10 4.29 0.62% 77.37
020110xx97xxx0 白内障、水晶体の疾患-手術あり-片眼 125 3.13 2.49 0.80% 73.18
020290xx97xxxx 涙器の疾患-手術あり 86 3.72 4.35 0.00% 63.86
180060xx97xxxx その他の新生物-手術あり 19 4.63 5.63 0.00% 55.58
020040xx97x0xx 網膜芽細胞腫-手術あり-処置2:なし 12 4.08 3.83 0.00% 1.00
当院は、網膜硝子体疾患、涙道、眼窩腫瘍など難治性眼科疾患の治療を行う基幹病院です。
白内障、硝子体手術は、小切開で操作が可能な機器を導入し、手術時間短縮、無縫合手術等、より低侵襲の手術を行っています。涙道閉塞性疾患に対する治療では、涙道内視鏡によるシリコンチューブ挿入術、鼻内視鏡による涙嚢鼻腔吻合術鼻内法を積極的に行っています。
耳鼻咽喉科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
（自院）		 平均
在院日数
（全国）		 転院率 平均年齢 患者用パス
030350xxxxxxxx 慢性副鼻腔炎 74 5.92 5.84 0.00% 51.77
030240xx99xxxx 扁桃周囲膿瘍、急性扁桃炎、急性咽頭喉頭炎-手術なし 46 6.76 5.63 2.17% 36.17
030320xxxxxxxx 鼻中隔弯曲症 41 6.27 5.63 0.00% 39.68
030230xxxxxxxx 扁桃、アデノイドの慢性疾患 31 8.42 7.35 0.00% 24.81
030150xx97xxxx 耳・鼻・口腔・咽頭・大唾液腺の腫瘍-手術あり 15 7.13 6.68 0.00% 55.13
耳鼻咽喉科は、耳、鼻、のど、頚部に関わる炎症性・腫瘍性の病気および機能障害を対象とし、主な耳疾患には、急性・慢性中耳炎、滲出性中耳炎、各種難聴およびめまい、主な鼻疾患には、アレルギー性鼻炎・花粉症、急性・慢性副鼻腔炎、鼻茸、鼻副鼻腔腫瘍、主なのど疾患には、急性・慢性扁桃炎、咽頭・喉頭腫瘍などがあります。
脳神経内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
（自院）		 平均
在院日数
（全国）		 転院率 平均年齢 患者用パス
010060xx99x40x 脳梗塞-手術なし-処置2:４あり-副病:なし 155 15.96 16.89 47.10% 74.71
010060xx99x20x 脳梗塞-手術なし-処置2:２あり-副病:なし 110 15.89 16.94 38.18% 75.36
040081xx99x0xx 誤嚥性肺炎-手術なし-処置2:なし 89 20.70 20.78 43.82% 81.64
010040x199x0xx 非外傷性頭蓋内血腫（非外傷性硬膜下血腫以外）（JCS10以上）-手術なし-処置2:なし 65 17.09 22.21 72.31% 71.12
010230xx99x00x てんかん-手術なし-処置2:なし-副病:なし 65 7.59 6.89 3.08% 58.57
脳神経内科では、脳梗塞、脳出血などの血管障害、痙攣や意識消失発作を起こすてんかん、脳炎、髄膜炎などの神経感染症での入院が多くなっています。
治療法は薬物療法が主体ですが、リハビリテーション科と連携をとり実施しています。必要に応じて脳神経外科などの診療科と協力して治療しています。
皮膚科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
（自院）		 平均
在院日数
（全国）		 転院率 平均年齢 患者用パス
080010xxxx0xxx 膿皮症-処置1:なし 46 12.94 12.98 15.22% 67.26
080007xx010xxx 皮膚の良性新生物-皮膚、皮下腫瘍摘出術（露出部）等-処置1:なし 15 2.13 3.77 0.00% 51.80
080006xx01x0xx 皮膚の悪性腫瘍（黒色腫以外）-皮膚悪性腫瘍切除術等-処置2:なし 14 5.43 6.92 0.00% 79.00
080020xxxxxxxx 帯状疱疹 8 6.38 9.33 0.00% 66.00
010110xxxxx40x 免疫介在性・炎症性ニューロパチー-処置2:４あり-副病:なし 6 6.17 15.45 0.00% 62.00
皮膚科は、皮膚に生じた病気全般にわたり総合的に診療を行っております。
特に皮膚腫瘍に関しては病理部医師と連携し正確な診断のもと、手術、化学療法、放射線治療を行っています。皮疹が病態の主体となる膠原病（全身性エリテマトーデス、皮膚筋炎、強皮症、結節性多発動脈炎、シェーグレン症候群）においては、膠原病リウマチ内科、整形外科、眼科などの他科と協力して治療にあたっています。入院治療は良性、悪性腫瘍や植皮などの手術のほか、帯状疱疹、水痘、蜂窩織炎などの感染症、重症薬疹、膠原病などに対して行っています。
泌尿器科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
（自院）		 平均
在院日数
（全国）		 転院率 平均年齢 患者用パス
110070xx03x0xx 膀胱腫瘍-膀胱悪性腫瘍手術　経尿道的手術-処置2:なし 84 7.44 6.81 1.19% 74.83
110080xx991xxx 前立腺の悪性腫瘍-手術なし-処置1:あり 74 2.05 2.45 0.00% 71.05
11012xxx02xx0x 上部尿路疾患-経尿道的尿路結石除去術-副病:なし 67 5.05 5.16 0.00% 64.13
11012xxx97xx0x 上部尿路疾患-その他の手術あり-副病:なし 44 5.05 7.30 2.27% 66.61
110310xx99xxxx 腎臓又は尿路の感染症-手術なし 32 13.19 13.66 3.13% 69.88
泌尿器科は、尿路性器癌､排尿機能、尿路感染症、尿路結石を中心に診療しています。尿路性器癌では近年、前立腺癌が増加しており、MRIと前立腺生検により診断し、病態によって手術､放射線治療、内分泌治療、化学療法などを行っています。
ロボット支援手術（ダヴィンチ）を前立腺全摘術では2015年1月より開始しており、2016年6月からは腎部分切除術、2019年4月からは膀胱全摘出術、2020年からは腎盂形成にも導入しています。
入院では、膀胱悪性腫瘍、前立腺悪性腫瘍の症例が多くなっています。
産婦人科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
（自院）		 平均
在院日数
（全国）		 転院率 平均年齢 患者用パス
120140xxxxxxxx 流産 26 1.69 2.44 0.00% 32.96
12002xxx02xxxx 子宮頸・体部の悪性腫瘍-子宮頸部（腟部）切除術等 18 3.00 2.92 0.00% 41.39
120060xx01xxxx 子宮の良性腫瘍-子宮全摘術等 10 10.90 9.20 0.00% 46.40
120010xx01x0xx 卵巣・子宮附属器の悪性腫瘍-子宮附属器悪性腫瘍手術（両側）等-処置2:なし 8 10.38 11.58 0.00% 52.00
120070xx02xxxx 卵巣の良性腫瘍-卵巣部分切除術（腟式を含む。）　腹腔鏡によるもの等 6 6.00 5.97 0.00% 36.17
産婦人科は女性生殖器（子宮、卵巣、卵管、膣、外陰部）の腫瘍性疾患（子宮筋腫や子宮頸癌など）、子宮脱、性感染症、更年期障害、不妊症、生理不順などの内分泌疾患などの婦人科全般を扱っています。
腎臓内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
（自院）		 平均
在院日数
（全国）		 転院率 平均年齢 患者用パス
110260xx99x0xx ネフローゼ症候群-手術なし-処置2:なし 2 16.00 19.53 0.00% 62.50
110280xx9901xx 慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全-手術なし-処置1:なし-処置2:１あり 2 39.50 13.75 50.00% 77.50
040081xx99x0xx 誤嚥性肺炎-手術なし-処置2:なし 1 20.00 20.78 0.00% 72.00
100393xx99xxxx その他の体液・電解質・酸塩基平衡障害-手術なし 1 3.00 9.83 0.00% 84.00
110280xx9900xx 慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全-手術なし-処置1:なし-処置2:なし 1 17.00 11.35 0.00% 87.00
腎臓内科は、IgA腎炎を代表とする糸球体腎炎やネフローゼ症候群などの原発性糸状体疾患のほか、糖尿病、高血圧性腎硬化症などの生活習慣病による二次性腎疾患、いわゆる慢性腎臓病を対象とした診療を行っています。また、急性腎不全患者に対する治療も行っています。
糖尿病・内分泌内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
（自院）		 平均
在院日数
（全国）		 転院率 平均年齢 患者用パス
10007xxxxxx1xx ２型糖尿病（糖尿病性ケトアシドーシスを除く。）-処置2:１あり 24 16.50 13.77 8.33% 72.96
040081xx99x0xx 誤嚥性肺炎-手術なし-処置2:なし 13 22.00 20.78 15.38% 86.69
100040xxxxx00x 糖尿病性ケトアシドーシス、非ケトン昏睡-処置2:なし-副病:なし 12 11.83 13.07 0.00% 54.25
10008xxxxxx1xx その他の糖尿病（糖尿病性ケトアシドーシスを除く。）-処置2:１あり 7 15.86 18.56 0.00% 79.86
100210xxxxxxxx 低血糖症 7 10.43 6.14 0.00% 85.71
糖尿病・内分泌内科は、甲状腺を中心とする内分泌代謝疾患全般及び糖尿病の診断と治療を行っています。一般には希な下垂体・副甲状腺・副腎などの内分泌疾患の診療も行っています。
血液内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
（自院）		 平均
在院日数
（全国）		 転院率 平均年齢 患者用パス
130030xx99xbxx 非ホジキンリンパ腫-手術なし-処置2:Ｂあり 50 16.20 12.23 0.00% 73.64
130060xx99x4xx 骨髄異形成症候群-手術なし-処置2:４あり 33 9.94 9.72 0.00% 74.15
040081xx99x0xx 誤嚥性肺炎-手術なし-処置2:なし 32 17.38 20.78 31.25% 85.91
130060xx97x40x 骨髄異形成症候群-手術あり-処置2:４あり-副病:なし 24 12.75 18.57 0.00% 72.79
130030xx99x7xx 非ホジキンリンパ腫-手術なし-処置2:７あり 20 17.60 12.54 0.00% 73.20
血液内科では、造血器腫瘍、貧血、血小板減少、出血性疾患といった血液・造血に関わる疾患の診断と治療を行っています。
白血病や悪性リンパ腫、多発性骨髄腫といった造血器腫瘍に対しては、通常の化学療法に加えて、大量化学療法を併用した造血幹細胞移植も積極的に行っています。
リウマチ科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
（自院）		 平均
在院日数
（全国）		 転院率 平均年齢 患者用パス
040081xx99x0xx 誤嚥性肺炎-手術なし-処置2:なし 35 18.00 20.78 22.86% 84.20
0400802499x0xx 肺炎等（市中肺炎かつ75歳以上）-手術なし-処置2:なし 28 21.64 16.40 21.43% 84.36
070560xxxxx00x 重篤な臓器病変を伴う全身性自己免疫疾患-処置2:なし-副病:なし 28 22.50 14.93 3.57% 56.07
110310xx99xxxx 腎臓又は尿路の感染症-手術なし 10 21.50 13.66 40.00% 83.10
060390xxxxx0xx 細菌性腸炎-処置2:なし 4 12.75 7.42 0.00% 70.50
リウマチ科は、自己免疫疾患・リウマチ性疾患を専門としており、特に活動性の高い難治性の関節リウマチ患者・乾癬性関節炎・脊椎関節炎患者に対しては、抗サイトカイン療法として生物学的製剤による治療を積極的に行っています。
腫瘍内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
（自院）		 平均
在院日数
（全国）		 転院率 平均年齢 患者用パス
040081xx99x0xx 誤嚥性肺炎-手術なし-処置2:なし 44 14.82 20.78 31.82% 85.68
110310xx99xxxx 腎臓又は尿路の感染症-手術なし 21 13.29 13.66 33.33% 80.71
161070xxxxx00x 薬物中毒（その他の中毒）-処置2:なし-副病:なし 14 2.93 3.58 0.00% 39.57
180010x0xxx0xx 敗血症（1歳以上）-処置2:なし 12 25.83 20.06 50.00% 76.42
090010xx99x0xx 乳房の悪性腫瘍-手術なし-処置2:なし 11 5.55 9.75 0.00% 62.45
腫瘍内科は悪性腫瘍の診療に特化したがん専門内科です。成人・固形腫瘍であれば臓器を問わずに腫瘍内科医が対応しております。特に、がん薬物療法（抗がん剤治療）に力を入れています。腫瘍内科は臓器別診療科と連携しつつ、薬物療法の専門家チームによる質の高いがん診療を提供することを目的としております。
初発の５大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数ファイルをダウンロード
初発 再発 病期分類
基準（※）		 版数
Stage I Stage II Stage III Stage IV 不明
胃癌 22 11 13 36 15 28 1 8
大腸癌 25 23 45 43 15 33 2 9
乳癌 50 54 11 5 2 22 1 8
肺癌 61 27 24 98 14 53 1 8
肝癌 1 6 9 2 9 19 2 6
※ 1：UICC TNM分類，2：癌取扱い規約
がんのステージは、数字が大きいほど進行している事になります。
ステージⅠは、「がんの腫瘍が少し広がっているが、筋肉の層まででとどまっており、リンパ節に転移はしていない。」
ステージⅡは、「リンパ節に転移はしていないが、筋肉の層を超えて少し浸潤(広がること)している。または、がんの腫瘍は広がっていないが、リンパ節に少し転移している。」
ステージⅢは、「がんの腫瘍が浸潤しており、リンパ節転移もみられる。」
ステージⅣ は、「がんがはじめにできた原発部位を超えて、離れた他の臓器へ転移している。」
細かくは、がんの種類によって異なります。
また、再発とは、手術で取りきれていなかった目に見えない小さながんが残っていて再び現れたり、薬物療法（抗がん剤治療）や放射線治療でいったん縮小したがんが再び大きくなったり、別の場所に同じがんが出現することをいいます。
当院では、初発では多い順に肺癌、乳癌、大腸癌、胃癌、肝癌となります。乳癌では、ステージⅡまでの患者さんが多い状況ですが、肺癌ではステージⅣ の患者さんが多くなっています。再発では、肺癌の患者さんが多い状況です。
成人市中肺炎の重症度別患者数等ファイルをダウンロード
患者数 平均
在院日数		 平均年齢
軽症 42 11.83 54.07
中等症 196 17.47 77.59
重症 40 20.18 82.98
超重症 20 18.60 83.15
不明 - - -
この重症度は、以下の項目の該当項目数により軽傷～超重症まで分類しています。
　１. 男性70歳以上，女性75歳以上
　２. BUN　21mg/dl以上または脱水あり
　３. SpO2 　90％以下（PaO2 　60 Torr 以下）
　４. 意識障害あり
　５. 血圧（収縮期）9mmHg以下
軽症：該当項目がない場合：中等症：1～2項目該当の場合
重症：3項目該当の場合、超重症：4～5項目該当の場合
全体的に、当院では中等症の患者さんが全体の約６６％を占めています。また、重症度が上がるにつれ、平均在院日数が長くなる傾向にあります。また、平均年齢も上がる傾向となっています。
脳梗塞の患者数等ファイルをダウンロード
発症日から 患者数 平均在院日数 平均年齢 転院率
3日以内 384 18.89 76.42 45.28％
その他 40 16.65 73.63 4.72％
救急による搬送が多い症例で、特に70才前後の方が非常に多い状況です。
発症3日目以内の脳梗塞が全体の90％以上となっています。
当院では、発症から４時間３０分以内であれば、血栓溶解薬アルテプラーゼによるt-PA静注療法を実施しており、改善が見られなければ、加えて発症６時間以内に血管内治療を行い、詰まった血管を再開しています。
表中の転院は、主にリハビリ目的での転院です。
診療科別主要手術別患者数等（診療科別患者数上位５位まで）ファイルをダウンロード
呼吸器内科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数		 平均
術後日数		 転院率 平均年齢 患者用パス
K508-21 気管・気管支ステント留置術（硬性鏡） 52 0.94 6.23 40.38％ 64.67
K510 気管支腫瘍摘出術（気管支鏡又は気管支ファイバースコープ） 14 1.29 3.71 14.29％ 64.21
K5131 胸腔鏡下肺切除術（肺嚢胞手術（楔状部分切除）） 13 8.92 2.54 0.00％ 35.69
K508 気管支狭窄拡張術（気管支鏡） 6 1.00 3.00 0.00％ 40.17
K5091 気管支異物除去術（直達鏡） 6 0.33 5.33 33.33％ 71.00
癌などで気道が狭くなり呼吸障害のある患者に対する気管・気管支ステント留置術や気管支ファイバーによる腫瘍摘出術の実施が多くなっています。
消化器内科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数		 平均
術後日数		 転院率 平均年齢 患者用パス
K7211 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術（長径２ｃｍ未満） 210 0.45 1.40 0.48％ 70.58
K6871 内視鏡的乳頭切開術　乳頭括約筋切開のみのもの etc. 80 1.30 7.11 6.25％ 73.95
K688 内視鏡的胆道ステント留置術 75 1.27 11.12 12.00％ 80.21
K654 内視鏡的消化管止血術 64 1.09 12.91 9.38％ 74.39
K7212 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術（長径２ｃｍ以上） 27 0.30 1.74 0.00％ 70.74
内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術など内視鏡を用いた手術を数多く実施しています。
上部・下部消化管手術のほか胆石症や総胆管結石症の治療のため、チューブや採石・砕石する為の処置具を胆管に挿入、胆石・胆汁を排出する為の十二指腸乳頭の開口部を広げる手術などが実施されています。
循環器内科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数		 平均
術後日数		 転院率 平均年齢 患者用パス
K5461 経皮的冠動脈形成術（急性心筋梗塞） 90 0.01 11.62 2.22％ 67.06
K5951 経皮的カテーテル心筋焼灼術（心房中隔穿刺、心外膜アプローチ） 42 1.00 2.43 0.00％ 67.79
K5463 経皮的冠動脈形成術（その他） 41 0.61 1.63 0.00％ 70.15
K5493 経皮的冠動脈ステント留置術（その他） 32 0.78 1.59 3.13％ 73.63
K5972 ペースメーカー移植術（経静脈電極） 19 2.58 7.42 5.26％ 81.58
ステント留置やバルーン拡張などのインターベンション治療を中心に実施しています。
ＣＣＵも整備し、安全な術後管理体制が整い、緊急入院の受入を積極的に行っています。
また、ペースメーカー移植術も実施しています
小児科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数		 平均
術後日数		 転院率 平均年齢 患者用パス
K6113 抗悪性腫瘍剤静脈内持続注入用植込型カテーテル設置（頭頸部その他） etc. 5 14.40 22.00 0.00％ 2.40
K9212ロ 造血幹細胞採取（末梢血幹細胞採取）（自家移植） 3 20.67 1.67 0.00％ 7.00
K277 網膜冷凍凝固術 2 1.00 5.50 0.00％ 0.00
K245 眼球摘出及び組織又は義眼台充填術 1 6.00 20.00 0.00％ 2.00
K5134 胸腔鏡下肺切除術（肺葉切除又は１肺葉超） 1 55.00 47.00 0.00％ 19.00
抗悪性腫瘍剤を注入するための植込型カテーテル設置の手術が多くなっております。
悪性腫瘍に関する手術が比較的多い傾向にあります。
外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数		 平均
術後日数		 転院率 平均年齢 患者用パス
K672-2 腹腔鏡下胆嚢摘出術 100 1.09 4.71 3.00％ 63.34
K6335 鼠径ヘルニア手術 68 0.75 1.44 0.00％ 75.54
K4763 乳腺悪性腫瘍手術（乳房切除術（腋窩部郭清を伴わない）） 66 1.82 6.11 0.00％ 62.70
K719-3 腹腔鏡下結腸悪性腫瘍切除術 46 3.33 11.04 2.17％ 73.63
K4762 乳腺悪性腫瘍手術（乳房部分切除術（腋窩部郭清を伴わない）） 44 1.57 3.61 0.00％ 61.86
外科には、消化器外科・一般外科、乳腺外科、呼吸器外科があり、多岐にわたる手術が実施されています。特に乳癌に対する乳腺悪性腫瘍手術を数多く実施しているほか、腹腔鏡を用いた低侵襲手術も数多く実施しています。
整形外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数		 平均
術後日数		 転院率 平均年齢 患者用パス
K0821 人工関節置換術（股） etc. 198 1.61 15.67 32.83％ 71.66
K0461 骨折観血的手術（大腿） etc. 155 1.77 14.22 48.39％ 80.80
K0811 人工骨頭挿入術（股） etc. 109 3.37 16.21 65.14％ 80.72
K0462 骨折観血的手術（前腕） etc. 75 1.64 4.64 10.67％ 56.79
K0483 骨内異物（挿入物を含む）除去術（前腕） etc. 43 0.02 1.91 0.00％ 49.49
「関節リウマチ」「変形性関節症」等の治療で、人工関節置換術や人工骨頭挿入術を数多く実施しています。
また、交通外傷などに対する骨折観血的手術も多く実施しております。
術後は連携する回復期リハビリを実施する病院への転院が多い状況です。
脳神経外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数		 平均
術後日数		 転院率 平均年齢 患者用パス
K164-2 慢性硬膜下血腫洗浄・除去術（穿頭） etc. 59 0.73 17.14 35.59％ 80.51
K1422 脊椎固定術、椎弓切除術、椎弓形成術（後方又は後側方固定） 48 6.42 25.17 68.75％ 65.69
K1781 脳血管内手術（１箇所） 38 0.24 25.63 39.47％ 59.74
K142-4 経皮的椎体形成術 28 5.46 12.04 50.00％ 79.00
K178-4 経皮的脳血栓回収術 27 0.04 23.33 66.67％ 81.07
硬膜下血腫除去手術を数多く実施しています。
超急性期の脳梗塞治療に対し、神経内科の血栓を溶解するt-PA治療とあわせカテーテルを血管内に挿入し、直接血栓を回収する脳血管内手術を実施しています。術後のリハビリは、連携する回復期リハビリを実施する病院への転院が多い状況です。
また、脊椎すべり症や脊椎分離症などに対して、脊椎固定・椎弓切除・椎弓形成も数多く実施しています。
心臓血管外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数		 平均
術後日数		 転院率 平均年齢 患者用パス
K552-22 冠動脈、大動脈バイパス移植術（人工心肺不使用）（２吻合以上） 28 4.39 18.21 7.14％ 75.57
K5522 冠動脈、大動脈バイパス移植術（２吻合以上） 16 8.44 34.19 12.50％ 68.63
K5607 大動脈瘤切除術（腹部大動脈（その他）） 11 2.82 18.91 0.00％ 77.09
K5551 弁置換術（１弁） 7 2.43 18.57 0.00％ 75.43
K5542 弁形成術（２弁） 5 2.00 14.80 0.00％ 63.60
血管内治療が不可能な虚血性心疾患症例において、狭くなった冠動脈病変に新たなバイパスする血管をつなげることにより心筋への血流を増やす目的で冠動脈、大動脈バイパス移植術を実施しています。
心臓の弁に障害が起こった心臓弁膜症に対して、弁を生体弁や機械弁に置き換える手術（弁置換術）も行っています。
眼科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数		 平均
術後日数		 転院率 平均年齢 患者用パス
K2821ロ 水晶体再建術（眼内レンズを挿入）（その他） 311 0.49 2.74 0.32％ 75.32
K204 涙嚢鼻腔吻合術 92 0.94 2.03 0.00％ 66.40
K2801 硝子体茎顕微鏡下離断術（網膜付着組織を含む） 36 0.42 6.31 0.00％ 65.61
K2682イ 緑内障手術（流出路再建術）（眼内法） 21 0.33 3.38 0.00％ 76.05
K2802 硝子体茎顕微鏡下離断術（その他） 15 0.60 6.67 0.00％ 75.40
白内障に対する水晶体再建のための眼内レンズ挿入が圧倒的に多くなっております。
次に鼻涙管閉塞症に対する涙嚢鼻腔吻合術、その次に網膜剥離に対する硝子体茎顕微鏡下離断術を数多く行っています。
耳鼻咽喉科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数		 平均
術後日数		 転院率 平均年齢 患者用パス
K340-5 内視鏡下鼻・副鼻腔手術３型（選択的（複数洞）副鼻腔手術） 52 1.06 3.89 0.00％ 53.17
K347-5 内視鏡下鼻腔手術１型（下鼻甲介手術） 51 0.98 4.29 0.00％ 40.33
K347-5 口蓋扁桃手術　摘出 etc. 34 1.00 6.62 0.00％ 25.41
K340-6 内視鏡下鼻・副鼻腔手術４型（汎副鼻腔手術） 33 1.06 4.61 0.00％ 51.61
K6261 リンパ節摘出術（長径３ｃｍ未満） 18 0.06 1.00 0.00％ 63.06
慢性副鼻腔炎（ちくのう症）に対する内視鏡下鼻・副鼻腔手術が多く、睡眠時無呼吸症候群の治療などのため、口蓋扁桃手術も数多く行っています。
脳神経内科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数		 平均
術後日数		 転院率 平均年齢 患者用パス
K664 胃瘻造設術（経皮的内視鏡下胃瘻造設術、腹腔鏡下胃瘻造設術を含む） 8 18.88 19.88 50.00％ 72.13
K386 気管切開術 4 18.50 17.50 25.00％ 57.00
K386-2 輪状甲状靱帯切開術 2 3.50 29.50 0.00％ 64.50
K722 小腸結腸内視鏡的止血術 2 13.00 13.50 100.00％ 87.00
K084 四肢切断術（大腿） 1 0.00 55.00 100.00％ 69.00
脳神経内科では、脳梗塞後遺症や誤嚥性肺炎による経口摂取が困難となった患者に対して、胃瘻造設術を実施しています。
皮膚科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数		 平均
術後日数		 転院率 平均年齢 患者用パス
K0072 皮膚悪性腫瘍切除術（単純切除） 15 0.00 4.60 0.00％ 78.67
K0062 皮膚、皮下腫瘍摘出術（露出部以外）（長径３ｃｍ以上６ｃｍ未満） 5 0.00 1.00 0.00％ 52.40
K0063 皮膚、皮下腫瘍摘出術（露出部以外）　長径６センチメートル以上１２センチメートル未満 5 0.00 1.00 0.00％ 51.80
K0052 皮膚、皮下腫瘍摘出術（露出部）（長径２ｃｍ以上４ｃｍ未満） 4 0.00 1.00 0.00％ 53.25
K0064 皮膚、皮下腫瘍摘出術（露出部以外）　長径１２センチメートル以上 4 0.00 1.75 0.00％ 53.25
皮膚科の手術は、皮膚悪性腫瘍の切除と皮膚・皮下腫瘍の摘出術が中心となっています。
泌尿器科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数		 平均
術後日数		 転院率 平均年齢 患者用パス
K8036イ 膀胱悪性腫瘍手術（経尿道的手術）（電解質溶液利用） 98 1.97 4.97 1.02％ 74.32
K783-2 経尿道的尿管ステント留置術 87 0.62 4.31 2.30％ 69.92
K7811 経尿道的尿路結石除去術（レーザー） 69 2.04 2.86 1.45％ 64.33
K843-4 腹腔鏡下前立腺悪性腫瘍手術（内視鏡手術用支援機器を用いる） 38 1.63 8.74 0.00％ 68.95
K800-2 経尿道的電気凝固術 21 1.71 4.33 0.00％ 72.29
膀胱の悪性腫瘍に対する経尿道的手術、ロボット支援手術（ダヴィンチ）による前立腺悪性腫瘍手術を多く実施しています。
また、尿路結石手術後に、尿路におけるおしっこの通過障害などの深刻な合併症のリスクを低減するため、経尿道的に尿管ステントを留置（数日～２週間）します。
発熱などの尿道感染や結石による痛みを取る際にも留置する場合があります。
産婦人科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数		 平均
術後日数		 転院率 平均年齢 患者用パス
K9091イ 流産手術（妊娠１１週まで）（手動真空吸引法） 24 0.13 0.33 0.00％ 32.00
K867 子宮頸部（腟部）切除術 22 1.00 1.05 0.00％ 40.68
K877 子宮全摘術 19 1.11 8.11 0.00％ 50.05
K861 子宮内膜掻爬術 14 0.00 0.29 0.00％ 47.00
K877-2 腹腔鏡下腟式子宮全摘術 9 1.00 5.33 0.00％ 49.22
子宮筋腫等に対する子宮全摘術を多く実施しています。
また、子宮頸部（腟部）切除手術も件数が多くなっています。
血液内科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数		 平均
術後日数		 転院率 平均年齢 患者用パス
K6113 抗悪性腫瘍剤静脈内持続注入用植込型カテーテル設置（頭頸部その他） etc. 31 10.03 7.77 0.00％ 69.71
K654 内視鏡的消化管止血術 7 0.86 27.57 0.00％ 77.43
K386 気管切開術 3 10.67 61.00 33.33％ 65.33
K5221 食道狭窄拡張術（内視鏡） 3 0.33 15.00 0.00％ 62.00
K9212ロ 造血幹細胞採取（末梢血幹細胞採取）（自家移植） 3 7.33 3.00 0.00％ 56.67
抗悪性腫瘍剤持続注入用植込型カテーテル設置術：血管内に刺した細い管（カテーテル）を皮下に留置しておき、必要なときに対外から接続して抗がん剤などの薬剤などを投与できるするようにするための小さな器具を設置する手術です。
造血幹細胞採取（末梢血幹細胞採取）（自家移植の場合）：自家造血幹細胞移植を行うために事前に自分の造血幹細胞（血液をつくる細胞）を採取します。悪性リンパ腫、多発性骨髄腫の患者に対して用いられる標準治療です。原因となる骨髄腫細胞を抗がん剤で死滅させた後、事前に採取した自分の造血幹細胞を移植します。
各診療科と連携し手術を実施する体制となっています。
腫瘍内科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数		 平均
術後日数		 転院率 平均年齢 患者用パス
K6113 抗悪性腫瘍剤静脈内持続注入用植込型カテーテル設置（頭頸部その他） etc. 44 2.91 4.96 0.00％ 66.11
K635 胸水・腹水濾過濃縮再静注法 8 2.63 8.00 0.00％ 69.00
K664 胃瘻造設術（経皮的内視鏡下胃瘻造設術、腹腔鏡下胃瘻造設術を含む） 8 8.63 13.38 12.50％ 73.00
K688 内視鏡的胆道ステント留置術 7 1.00 6.71 0.00％ 68.14
K735-4 下部消化管ステント留置術 3 0.67 9.33 0.00％ 75.00
抗悪性腫瘍剤静脈持続注入用植込型カテーテル設置術：血管内に刺した細い管（カテーテル）を皮下に留置しておき、必要なときに対外から接続して抗がん剤などの薬剤などを投与できるするようにするための小さな器具を設置する手術です。
各診療科と連携し手術を実施する体制となっています。
その他（ＤＩＣ、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率）ファイルをダウンロード
DPC 傷病名 入院契機 症例数 発生率
130100 播種性血管内凝固症候群 同一 4 0.03％
異なる 21 0.17％
180010 敗血症 同一 67 0.54％
異なる 29 0.23％
180035 その他の真菌感染症 同一 1 0.01％
異なる 4 0.03％
180040 手術・処置等の合併症 同一 54 0.43％
異なる - -
「播種性血管内凝固症候群」
元来、正常な血管内では、血管内皮の抗血栓性や血液中の抗凝固因子のはたらきにより、血液は凝固しないような仕組みをもっています。
播種性血管内凝固症候群（ＤＩＣ）は、さまざまな重症の基礎疾患（急性前骨髄球性白血病・前立腺癌・肺癌などの悪性腫瘍、敗血症、外傷など）のために過剰な血液凝固反応活性化が生ずるため生体内の抗血栓性の制御能が十分でなくなり、全身の細小血管内で微小血栓が多発して臓器不全、出血傾向のみられる予後不良の病気です。
「敗血症」
肺炎や腎盂腎炎など生体のある部分で感染症を起こしている場所から血液中に病原体が入り込み、重篤な全身症状を引き起こす症候群です。
血液中に病原体が入り込む原因の感染巣としては、腎盂腎炎といった尿路感染症、 肺炎などの呼吸器感染症のほか、胆嚢炎・胆管炎、腹膜炎、褥瘡感染などがあります。
令和４年度の当院発生率と比べ、令和６年度の播種性血管内凝固症候群（入院契機：異なる）発生率が0.１１％から0.１７%と増加、敗血症（入院契機：同一）発生率が0.５８％から0.５４％と減少、敗血症（入院契機：異なる）発生率が0.２４％から0.２３％と減少、手術・処置等の合併症（入院契機：同一）発生率が0.３３%から0.４３%と増加しています。
リスクレベルが「中」以上の手術を施行した患者の肺血栓塞栓症の予防対策の実施率ファイルをダウンロード
肺血栓塞栓症発症のリスクレベルが
「中」以上の手術を施行した
退院患者数（分母）		 分母のうち、肺血栓塞栓症の
予防対策が実施された患者数（分子）		 リスクレベルが「中」以上の手術を
施行した患者の肺血栓塞栓症の
予防対策の実施率
1,500 1,455 97.00％
肺血栓塞栓症は、主に下肢の深部にできた血栓（深部静脈血栓症）が剥がれ、血流によって肺動脈に運ばれることで閉塞を引き起こす疾患です。重篤な場合は肺の血流が途絶して死に至ることもあります。発症に至る前に、危険レベルに応じた予防対策の実施が推奨されています。
血液培養２セット実施率ファイルをダウンロード
血液培養オーダー日数（分母） 血液培養オーダーが１日に
２件以上ある日数（分子）		 血液培養２セット実施率
4,788 4,306 89.93％
血液培養検査では、検査精度を高めるために原則として2セット以上の検体採取が必要です。（好気ボトル2本、嫌気ボトル2本の計4本）
好気ボトル1本、嫌気ボトル1本で1セットとされており、血液培養は1セットのみだと菌血症の約30%を見逃すと言われていることから2セットの採取が必要とされています。



広域スペクトル抗菌薬使用時の細菌培養実施率ファイルをダウンロード
広域スペクトルの抗菌薬が
処方された退院患者数（分母）		 分母のうち、入院日以降抗菌薬処方日
までの間に細菌培養同定検査が
実施された患者数（分子）		 広域スペクトル抗菌薬使用時の
細菌培養実施率
1,216 1,068 87.83％
近年、新たな抗菌薬耐性菌（以下、耐性菌）が出現し、難治症例が増加していることが世界的な問題となっています。不適切な抗菌薬の使用は耐性菌の発生や蔓延の原因になることから、抗菌薬適正使用を推進する取り組みが求められます。抗菌薬適正使用の鍵を握るのは正確な微生物学的診断であり、抗菌薬投与前の適切な検体採取と培養検査が必要です。
転倒・転落発生率ファイルをダウンロード
退院患者の在院日数の総和
もしくは入院患者延べ数（分母）		 退院患者に発生した転倒・転落件数
（分子）		 転倒・転落発生率
175,099 632 3.61‰
転倒転落発生率は患者安全指標のひとつであり、医療機関のリスクマネジメント体制を評価する重要なデータです。発生率の増減は、患者背景（高齢化、認知症、身体機能低下など）や医療機関の取り組み状況を反映しており、今後はベンチマークを活用した相互評価も有効と考えられます。当院では患者さんの権利を尊重しつつ、患者さんの安全を考えて、転倒・転落予防に努めて参ります。
転倒転落によるインシデント影響度分類レベル3b以上の発生率ファイルをダウンロード
退院患者の在院日数の総和
もしくは入院患者延べ数（分母）		 退院患者に発生したインシデント
影響度分類レベル3b以上の
転倒・転落の発生件数（分子）		 転倒転落によるインシデント影響度
分類レベル3b以上の発生率
175,099 31 0.18‰
インシデント影響度レベル３ｂ以上とは、転倒転落したことで重度の損傷を受け、手術などの治療が必要となったり、永続的な障害や後遺症が残ったりした場合のことを指します。転倒・転落については、患者に傷害が発生した損傷発生率と、傷害に至らなかった転倒・転落事例の発生率との両者を指標とすることに意味があります。転倒・転落による傷害発生事例の件数は少なくても、それより多く発生している傷害に至らなかった事例もあわせて追跡、分析することで、より転倒・転落発生要因を特定しやすくなります。
手術開始前1時間以内の予防的抗菌薬投与率ファイルをダウンロード
全身麻酔手術で、
予防的抗菌薬投与が実施された
手術件数（分母）		 分母のうち、手術開始前
１時間以内に予防的抗菌薬が
投与開始された手術件数（分子）		 手術開始前1時間以内の
予防的抗菌薬投与率
1,524 1,457 95.60％
手術開始前1時間以内に適切な抗菌薬を投与することで、手術後の手術部位の感染発生を予防し、入院期間の延伸や医療費の増大を抑えることができると考えられています。適切な投与による感染の発生防止に積極的に取り組むことで、投与率が高くなります。当院では、感染制御対策室が中心となり、1時間以内に投与されなかった患者さんの状況を調査、分析することで投与率100％を目指しております。
d2（真皮までの損傷）以上の褥瘡発生率ファイルをダウンロード
退院患者の在院日数の総和もしくは
除外条件に該当する患者を除いた
入院患者延べ数（分母）		 褥瘡（d2（真皮までの損傷）以上
の褥瘡）の発生患者数（分子）		 d2（真皮までの損傷）以上の
褥瘡発生率
162,831 249 0.15％
日本褥瘡学会によるDESIGN-Rという褥瘡重症度の指標を参考にして、真皮以上の深さにまで褥瘡が発生している率を算出したものです。自分で体位変換ができない、栄養状態が悪い、皮膚が弱くなっているなどの場合は褥瘡になりやすいと言われています。褥瘡は予防が可能であり、その際には様々な方面からのトータルケアが必要とされています。当院でも患者さんの皮膚の観察を怠ることなく、発生予防に努めてまいります。
65歳以上の患者の入院早期の栄養アセスメント実施割合ファイルをダウンロード
65歳以上の退院患者数
（分母）		 分母のうち、入院後48時間以内に
栄養アセスメントが実施された
患者数（分子）		 65歳以上の患者の入院早期の
栄養アセスメント実施割合
6,489 5,660 87.23％
早期に低栄養リスクを評価して適切な介入をすることで、在院日数の短縮、予後改善につながると言われています。今後も多職種によるサポート体制を維持継続して、高齢患者さんの良好な栄養管理を目指してまいります。
身体的拘束の実施率ファイルをダウンロード
退院患者の在院日数の総和
（分母）		 分母のうち、身体的拘束日数の総和
（分子）		 身体的拘束の実施率
126,627 6,105 4.82％
厚生労働省は「身体拘束ゼロへの取り組み」を掲げ、介護保険施設・医療機関ともに拘束の最小化を方針としています。身体的拘束は、患者さんの尊厳を制限するだけでなく、廃用やせん妄悪化など新たなリスクを生む可能性があります。安全確保と権利擁護の両立を目指しつつ、拘束の実施率を下げる取り組みが不可欠です。当院でも身体拘束縮小化チームが現状把握を行い、身体拘束をしなくても良い方法を考えております。
更新履歴