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Q&A

Q&Aとは

当センターに通院中のHIV陽性者の方からよく聞かれる質問をQ&Aとして掲載しています。

Q 感染者は増えていますか?感染者はどのくらいいますか?
A HIV陽性の感染者は増えています。
特に、全国の他の地域に比べて、愛知県、静岡県、岐阜県、三重県の東海地域は、感染者の増加が多い地域です。
Q 寿命はどれくらいですか?あとどれくらい生きられますか?
A 薬をきちんと飲んで、体内でウイルスが増えるのを抑えられていれば、HIVに感染していない人の寿命とあまり変わりません。
ただし、HIVに感染していることがわかった時の体の状態や、HIV以外の体の病気(合併症等)の有無によっても異なりますので、HIV感染がわかったら、早めに専門医療機関に行き、定期的に受診を継続することが大事です。
Q 生活で気をつけたほうがいいことは何ですか?
A 日常生活でHIVに感染しているからといって、特別に注意することはありません。
しかし、免疫の力が弱っている時や、けがをした時には、注意していただくことがあります。
詳しくは「HIV/AIDSの基礎知識ー日常生活について」をご覧ください。
Q もうセックスできないんですか?
A できますが、性感染症に感染する可能性を極力少なくするためのセーファーセックスが必要です。
詳しくは「HIV/AIDSの基礎知識ー日常生活について」をご覧ください。
Q HIV陽性者同士だったらSEXしてもいいのですか?
A HIV陽性者同士でも、セーファーセックスが重要です。
セーファーセックスは、別の性感染症(梅毒、B型肝炎、尖圭コンジローマ等)に罹患する可能性を極力減らします。
また、薬が効きにくいウイルス(耐性HIVウイルス)に感染することを防ぐためにも、セーファーセックスが大切になります。
Q ケガをしたときはどうしたらいいですか?
A しっかりと血を止めてください。
他の人があなたの血液を触る場合は、タオルなどで血を止めるように伝えてください。
なお、HIV治療薬によってHIVのウイルスが検査で感知できないぐらい少ない場合は、傷のない皮膚からは感染しません。
詳しくは「HIV/AIDSの基礎知識ー日常生活について」をご覧ください。
Q 不慮の事故(交通事故など)にあったとき、感染・病気のことが家族に知らされてしまいますか?
A 基本的には、ご本人の許可なく、他の人へ感染・病気のことが伝えられることはありません。
万が一のことが起こる前に、その状況を想定して医療者に希望を伝えておくとよいかもしれません。
Q 仕事を辞めなければいけませんか?仕事は続けられますか?
A HIVの感染者で、仕事を続けている方はたくさんいますし、外来で治療を継続することができます。
「HIVだから」といって安易に仕事を辞めるのではなく、よく検討してください。
Q 定期受診をするのに職場/学校をどうやって休んで来ればいいですか?
A 定期的に病院に通うことが必要な病気は、HIV以外にもたくさんあります。
どのように職場や学校に説明するかなど困った時には、医師や看護師にご相談ください。
Q お金はどのくらいかかりますか?お金がないのですがどうしたらいいですか?
A HIV感染症は、定期的に通院をすることがとても重要です。
治療に当たっては、様々な医療社会福祉制度が整っているので、お困りの際はソーシャルワーカーに相談をしてください。
詳しくは「HIV/AIDSの基礎知識ー医療福祉制度について」をご覧ください。
Q 健康診断でばれてしまいませんか?
A 一般的な健康診断でHIVに感染していることがわかることはありません。
一般的な健康診断の血液検査ではHIV検査項目は入っていません。
また、HIV検査を行う場合は、必ず本人の同意を得ることが求められています。
Q 病院を受診すると(保険証を使うと)、家族・職場にばれませんか?
A 健康保険証を使用することにより、医療費通知が送られることがあります(健康保険者によって通知の内容は異なります)。
病名は記載されていないことが大半ですが、受診した診療科名は 記載されている時があります。
もしあなたが、家族の健康保険証を使用していてHIV告知を検討している場合や、どのように家族に説明するかで困っている場合は、医療スタッフにご相談ください。
組合保険の例
Q HIVのことを職場の人に伝えないといけませんか?
A その人の状況によります。定期的に外来を受診していくためには、半休などを利用することになると思います。
そのため、会社の信頼できる上司に伝えている人もいれば、伝えていない人もいます。
Q カウンセリングでは何を話したらいいんですか?
A カウンセリングでは、あなたが今話したいと思うことを話してください。
詳しくは「HIV/AIDSの基礎知識ーカウンセリングについて」をご覧ください。
Q 感染・病気のことを誰かに話さなければいけませんか?パートナーに話をしないといけませんか?
A 決まった答えはありません。それぞれの感染者によって、話をするか、誰に話すかは違います。
ただ、あなたの信頼できる人が、HIVのこともわかっていることは心強いかと思います。
どのように伝えたらよいか迷ってしまうときは、医療スタッフがお手伝いでしますので、一緒に考えていきましょう。