臨床に根ざした研究と教育
当臨床研究センターは、多くの大学・病院・研究機関と連携し、基礎医学研究の成果を実臨床へとつなぐ研究を医学の各分野で推進しています。現在、感染症・免疫・がん等の基礎研究から、治療法の標準化を目指す臨床試験まで、幅広いテーマを各分野の専門家が主導しています。
当センターは、国立病院機構名古屋医療センターの敷地内に、病院とは独立した研究棟を構えています。先進的な医療技術の開発と実践につながる「臨床研究」を中核的使命とし、隣接する病院はもちろん、全国の医療機関とも連携して臨床現場と一体となった質の高い研究活動を進めています。
隣接病院との緊密な連携に加え、感染・免疫研究部は名古屋大学大学院医学系研究科の連携大学院講座として機能しており、多くの大学院生・ポスドク・流動研究員を積極的に受け入れることで、臨床に根ざした研究が行える優れた環境を実現しています。教育プログラムは、センター長の指導のもと、競争的資金を獲得し研究を行う教育経験豊かなスタッフが運営しており、病院の医師も精力的に研究へ参画しています。これらの活動は、臨床研究企画管理部、臨床研究事業部、先端医療研究部、感染・免疫研究部、高度診断研究部といった専門部署が組織的に支えています。