CAR-T療法とは?

白血球の一種であるリンパ球を、遺伝子導入の技術を持用いて、がん細胞に特徴的な目印を認識して活性化し攻撃するように作り替えたものをCAR-T細胞(キメラ抗体受容体T細胞)と呼びます。CAR-T療法は、患者さんから採取したリンパ球を元にCAR-T細胞を作成し、再び患者さんにもどしてがんを攻撃させる、免疫療法の一つです。


対象となる患者さんは?

日本で保険の適応となるCAR-T細胞は何種類かありますが、当院で使用しているのはイエスカルタ®という製剤です。対象となる疾患は、
再発または難治性の

  • びまん性大細胞型B細胞リンパ腫
  • 原発性縦郭大細胞型B細胞リンパ腫
  • 形質転換濾胞性リンパ腫
  • 高悪性度B細胞リンパ腫

です。

CAR-T療法を希望される患者さんは、血液内科までご連絡ください。

2024年08月02日