呼吸器外科の概要
呼吸器外科は名古屋大学呼吸器外科関連施設の1つであり、常勤2名(関幸雄、安田あゆ子)、非常勤2名、手術は呼吸器外科専門医3人の体制で行い、2023年は全身麻酔手術131例を施行しています。また、手術は主に火、金曜日に、外来は月、水曜日に行っています。
呼吸器外科の2023年の手術の内訳は肺癌57例、転移性肺腫瘍14例、縦隔腫瘍3例、非定型抗酸菌症24例、気胸22例などでした。
手術は前日入院、患者さんの状態によりますが、肺癌胸腔使用症例は術後1週間、気胸、縦隔腫瘍は術後3日間のクリニカルパスで経過がよければ退院いただきます。
特色
呼吸器外科は肺癌の手術も他の外科領域同様、低侵襲化傾向にあり当院でも2010からリンパ節転移、多臓器浸潤が疑われる症例以外は、体にやさいい完全鏡視下による胸腔鏡下の切除を第一選択としています。(2023年肺癌手術57例中、完全鏡視下胸腔鏡手術を57例に施行)また、進行癌に対しては呼吸器内科沖先生のグループ、放射線治療部宮川先生と連携し抗がん剤治療、放射線治療を加えた集学的治療をおこなっています。 呼吸器科領域の手術は、外科系領域でも危険性の高い手術に分類され言うまでもなく安全、確実を第一に考え日常診療にあたっています。